私はしょぼくれた父と一緒に、養子縁組などの戸籍の件で役所へ行きました。
私は離婚したとき、息子達の生活に合わせたいと思って元夫の姓をそのまま名乗ることにしました。(離婚するときに旧姓に戻るかそのまま婚姻時の姓を名乗るか選べます)
その時は、ちょうど小6と中1の息子達。転校しないのに苗字だけ変わるのもかわいそうだと思っての判断でした。
まぁ、私は自分の名前のほうが気に入ってますのでね。
苗字はなんだっていいんです♪
で、最初に父がひとりで役所に行った時にもらってきた養子縁組の用紙に、とりあえず記入して持って行きました。
役所で順番が回ってきて、窓口へ行くと椅子が1つしかない(汗)
父は私に「お前が座れ」と言うし、私は「いや、お父さんがメインだしお父さんが座りなって」などと、しばらくホントにどーでもいい椅子の譲り合いのやりとりが続き。
対応くださった職員さん、きっと「どっちでもいいから早く座れ」って思ったことでしょう。
持ってきた書類を父に押し付け「ほらほら、座って!」と促すと父は渋々席に着きました。
蟹座の父。
父「今から数十年前・・・昭和○年○月○日に、私、離婚したんです。それでその時にですね・・・(≡д≡;)」
と、ゆっくりと語りだす。
内心、「え。日付要る?」とか思いましたが、そのまま黙って聞いていたら要点にたどり着くまでが長い長い。
父がひとりで『聞くも涙語るも涙』みたいな雰囲気になってきて。
父「この年になってお恥ずかしい・・・私がいたらないばかりに・・・orz(後悔!)」
プロフェッショナルな(?)職員さんは黙って聞いてくれていましたが、さすがに変な空気を感じて私も助け舟を出すことにしました。私がこの空気に耐えられない!と思って。
最初は、私も養子縁組についての知識がほとんどなかったので、何を質問していいかもわからない部分もありましたが(^_^;)
実家で暮らしている長男である弟の方の養子縁組は、養母、養子とも父が筆頭者の戸籍に入っているので「養子の戸籍に変動なし」ってことで問題ないとして、離婚して、結婚を前にしている私ですよ。
その窓口では「え?このまま私と母が養子縁組しちゃうと苗字が変わっちゃうんだ?」ということがわかりました。
父と顔を見合わせ、「どうしよう?私、旧姓に戻っちゃうんだ?(@@;」
父「・・・・・。」
うーん、戻るのは別にかまわないけど、なんだかめんどくさげだなぁ、というのと、息子達に「母を嫁に出す」みたいな状況で送り出してもらうのに、私だけ実家に戻っちゃう感じがしてしょうがないね、って感覚でした(^_^;)
結婚の予定があることを職員さんに言うと、「では娘さんだけ、入籍されてから養子縁組の手続きをされることをおすすめしますよ」と言ってくださり。
へぇ~(@@;苗字変えなくていい方法があるんだ。
参考サイト:
◆ 養子縁組すると戸籍はどうなりますか?
◆ 民法第810条
と、いうことで、父は早く手続きを終わらせたかった様子でしたが、私は夫と入籍を済ませるまで待ってもらうことにしました。
その時は「どっちでもいいけどさ~・・・」とは言ったものの、その後のいろんな手続きのことを思えば、短期間にあっちこっちに移動しなくてよかったな、と思います( ̄∇ ̄;A
引越しが終わってしばらくしてから婚姻届を提出し、その後戸籍謄本を取得できる状態になるまで一週間程度待ち、新しい戸籍謄本を持って実家近くの役所に出向きました。
私の方の書類には、「養母(養親)の配偶者の署名」と「養女(養子)の配偶者の署名」が必要でして、夫には「この養子縁組を認めます。署名・印」みたいなのを一筆書いてもらいました。
これで、私は母と養子縁組しても旧姓に戻らなくてすみました。
こうやって短期間のうちに婚姻届と養子縁組の手続きをしてみて思ったのが「婚姻届と養子縁組ってほとんど一緒じゃん(^-^;)」ということでした(笑)
似た用紙と、戸籍謄本が必要なんですよ。
証人の署名と印鑑二人分が必要なのも同じ。
ずーーーーと気に病んでいた父は、私が書類一式を持って京都に会いに行くとホッとしていました。
そもそも父以外は、母を含めみんなこの話を聞いてただただ爆笑していたんですけどねwww
役所に父と2人で出向き、めでたく書類が受理され。
父母の名前に変更はないけれど(実母の名前のまま)、それらの下の方に「養母○○子」と母の名前と日付が入ると教えていただきました。
いや~~~、養子縁組なんて今さら紙切れの上でのことだからどうでもいいって思ってるとこあったけど、なんかやっぱり違うって感じるよねぇ。面白いねぇ、40年近く経ってやっと親子かぁwww( ̄∇ ̄*)
なんて思っていたのですけど、役所からの帰り道、その母が大腸癌であることを父から聞かされました。
なんでまたこんなタイミングで( ̄□||||!!
本当に、いろんなことが目まぐるしく変化しているのですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿